家づくりの流れ

社内検査

全員で
厳しくチェック

代表取締役社長

前川 守

Mamoru Maekawa

良くないところもズバリ書いてある

前川建築では、お引き渡し前の社内検査の際、社員全員で隅から隅までチェックして、良いところ、良くないところを用紙に書き込み、みんなで話し合います。

改善が必要なところがあればすぐに直します。棚が出過ぎていて邪魔になるようだったら切って調整しますし、ドアを取り替えたこともあります。みんなが厳しい目で確認するから良くないところもズバリ書いてあります。設計や現場の担当者はヒヤヒヤしているようです。

設計力、施工力の向上

社内検査を始めてから良いことがたくさんありました。全員で意見を出し合って良いものを造っていこうという気持ちが高まるとともに、みんなの良いと思う基準が揃ってきました。仕上げ方、間取りの取り方、開口の取り方などすみずみまで良くなってきました。

また、社内検査で気づいた良かったこと、改善できることを次の設計、施工に活かせるので、前川建築の設計力、施工力が確実に上がっているのを感じます。これからもずっと続けます。

古民家になる家を造りたい

家の仕事をしていてやりがいを感じるのは町並み、景観をつくれることです。造った家はずっと残って欲しい。お客様も満足してそこに長く住んでもらえて、たまに顔を出したときに「いい暮らしができている」というお話しをされるとうれしい。幸せを感じます。下手な家は建てられません。

私は大工の三代目に生まれて、子どもの頃から父親に現場に連れて行かれ手伝いをしていました。そのころ父親が造っていたのはいまになっては古民家と言われるような伝統的和風住宅です。それは今もそこに残っています。

今の前川建築の建てる家は、100年後に古民家として残るようにと思って家を造っています。風土に合い、長く保ち、飽きがこず、長く住めるのが理想です。3代にわたって住める家、100年後の古民家をいま造っています。

前川建築のルーツである純和風建築。太い梁を井桁のように組みあげた枠の内(わくのうち)構法が特徴。

家はいのちの箱

そのためにはまず安心して暮らせる家じゃないといけません。木は素材のなかで一番寿命が長く、年月が経つほど強度が上がります。木の特性を深く理解し、木の良さを上手に活かすことができれば、100年もつ家にもっとも適した材料です。本物の無垢材をつかった木の香りがする家はまた地震に強く、中に住む人も健康に暮らせます。だから木以外の家は建てません。安心して暮らせる。そこが一番。家はいのちの箱だと思っています。

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